アカアシカツオドリ

Sula sula
木の枝に止まっているアカアシカツオドリ
Photograph by Tim Laman
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早わかり

分類: 鳥類
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命: 野生: 20 年
体長: 64 ~ 76 センチ
体重: 850 ~ 1,100 グラム
アカアシカツオドリは、エサを求めて約30メートルの深さまで海に潜ることができる。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 アカアシカツオドリは渡り鳥ではない。大西洋や太平洋、インド洋の熱帯から亜熱帯地域の同じ場所に、年間を通じて生息している。船乗りにはおなじみの海鳥で、船についてきたり、船の上に留まったりすることも多い。海でエサを取り、沿岸の低木などの上に巣を作る。

  6種類以上いるカツオドリの仲間の中で、アカアシカツオドリは最も小さい。羽色はさまざまだが、体の色にかかわらず、足の色はその名前の由来となった独特の赤色をしている。空を飛ぶのが得意で、エサを取るために最長約150キロもの距離を飛行することができる。大群で漁をすることが多く、またすばしこいため空中でトビウオを捕まえることもできる。カツオドリの体は潜水に向いており、長いクチバシや細長く空気力学的に優れた体を持っている。鼻孔は開閉可能で、水中に潜るときには長い翼を体に巻くように折りたたむ。上空から鋭い目で魚を見つけると、これらの特性をいかして急降下して捕まえる。夜には、海中で青白く光るイカの群れに向かって飛び込むこともある。水中では、足の水かきを使って泳ぐ。

  アカアシカツオドリは、群れを作り集団で生活する。繁殖期になると、何百羽ものアカアシカツオドリが集まって、つがいを作り交尾をする。メスは15カ月ごとに卵を1個産み、生まれたヒナはつがいで育てる。ヒナが成鳥になるには時間がかかる。繁殖率の低さを、20年以上の長い寿命で補っている。

  アカアシカツオドリにとって最大の脅威は、食料源を奪う漁業と沿岸の開発である。世界各地の海岸が居住地として開発され、アカアシカツオドリが好んで集まる海岸の木々や低木が消失している。

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