Gorilla gorilla gorilla
ニシローランドゴリラのオスとメス
Photographed at Gladys Porter Zoo in Brownsville, Texas.
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
近絶滅種
食性: 雑食
寿命: 野生: 35 年
体長: 体高 1.2 ~ 1.8 メートル
体重: 68 ~ 181 キログラム
ニシローランドゴリラの群れは、どんなゴリラよりも小規模な家族単位で、平均4~8頭で構成されている。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 ニシローランドゴリラは絶滅の危機に瀕しているものの、マウンテンゴリラに比べればまだ個体数は多い。ニシローランドゴリラはカメルーンや中央アフリカ、コンゴ、赤道ギニア、ガボン、アンゴラなどの熱帯雨林に生息しているが、正確な生息数をはじき出すことは困難だ。
 
 ニシローランドゴリラはマウンテンゴリラに比べて若干体が小さく、腕が長い。ゴリラは木に登ることができるが、普段は地上で最大30頭から成る群れで暮らしている。この群れは、興味深い秩序に基づいて団結している。群れには年配のオスがボスとして君臨していて、そのオスは背中に銀色の毛が生えていることからシルバーバックと呼ばれる。群れにはほかに若いオス、メスとその子どもたちが数頭いる。群れによる行動、例えば捕食や、営巣、縄張り内での移動などはボスが取り仕切る。
 
 ほかのオスがこのボスに挑戦しようとすれば、ボスは圧倒的な力を見せつける。ボスは立ち上がったり、物を投げたり、恐ろしいうなり声を上げながら大きな胸を叩いて威嚇する。しかし、こういったパフォーマンスや体力にもかかわらず、気がたっている場合を除き、本来はおとなしく攻撃的ではない。
 
  主に植物を食べるこのゴリラにとって熱帯雨林は食物の宝庫。木の根や新芽、果実、樹皮などを食べる。
 
  メスは約9カ月の妊娠期間を経て子どもを1頭出産する。生まれたての子どもは体重が2キロほどしかなく、母親の毛にしがみつくのが精いっぱいだ。4カ月を迎えると母親の背中におぶさるようになり、2~3歳までこのような状態で生活する。3~6歳くらいの幼いゴリラは人間の子どものようだ。1日中、木登りや追いかけっこをしたり、枝から枝へ飛び移ったりして遊んでいる。
 
  また、飼育下ではゴリラは優れた知能を発揮する。人間の教える簡単な手話も覚えることができるほどだ。
 
 ニシローランドゴリラはいま絶滅の危機に瀕している。森林伐採は彼らにとって二重の脅威だ。生息地が破壊されるだけでなく、労働者が野生動物の肉を食べるために捕獲することがあるのだ。

カメラに顔を向けるニシローランドゴリラ
Photograph by Michael Nichols
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