Ailurus fulgens
ネパールレッサーパンダ (Ailurus fulgens fulgens), レッサーパンダの亜種(Photographed at Chattanooga Zoo in Tennessee, Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark)
ネパールレッサーパンダ (Ailurus fulgens fulgens), レッサーパンダの亜種(Photographed at Chattanooga Zoo in Tennessee, Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark)
[画像をタップでギャラリー表示]
早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
絶滅危惧種
食性: 草食
寿命: 野生: 8 年
体長: 頭胴長 50 ~ 65 センチ; 尾 30 ~ 50 センチ
体重: 5 ~ 9 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 レッサーパンダは、パンダと言っても白黒模様のジャイアントパンダと比べてとても小さい。40センチほどある尾を加えても、おとなのレッサーパンダの体長はネコ程度である。生息地の寒さから身を守るため、尾を毛布のように使って体をくるむ。

 ジャイアントパンダと同様に雨の多い森に暮らすが、分布域はより広く、中国の中央部だけでなく、ネパールやミャンマー北部の山地にも生息する。

 一生のほとんどを森林で過ごし、眠るときも樹上にいる。夕暮れや夜明けといった薄暗い時間や夜間に最も活動的にエサを探す。タケのほか、果物やドングリ、植物の根、卵など、さまざまなものを食べる。親指の付け根に突起があり、指のようにして物をつかむことができる。

 繁殖期以外は、単独で行動する内気な動物である。メスは通常は1~4歳の春か夏に出産する。子どもは90日ほど巣に留まって母親に育てられる。オスは子育てにほとんど興味を示さない。

 レッサーパンダは、かつてはジャイアントパンダやアライグマの近縁として分類されていたが、現在は、レッサーパンダ科という独自の科に属していると考えられている。

 この動物は森林破壊の犠牲となり、絶滅の危機にある。伐採や農業の普及によって森林がますます破壊され、彼らの生息域が縮小しつつある。

レッサーパンダ
Photograph by Mark W. Moffett
(写真クリックで拡大)

おすすめ関連書籍

PHOTO ARK 消えゆく動物

絶滅から動物を守る撮影プロジェクト

今まさに、地球から消えた動物がいるかもしれない。「フォト・アーク」シリーズ第3弾写真集。 〔日本版25周年記念出版〕 〔全国学校図書館協議会選定図書〕

定価:3,960円(税込)

おすすめ関連書籍

PHOTO ARK 動物の箱舟

絶滅から動物を守る撮影プロジェクト

世界の動物園・保護施設で飼育されている生物をすべて一人で撮影しようという壮大な挑戦!

定価:3,960円(税込)

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る