マナティー

Trichechus
フロリダマナティー
Photograph by Brian J. Skerry
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早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: 絶滅危惧
食性: 草食
寿命: 野生: 40 年
体長: 約 3 メートル
体重: 200 ~ 600 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 マナティーは、その巨体からは想像できないほど非常に優雅に泳ぐ。力強い尾を使い、通常は時速8キロくらいでゆったり泳ぐが、瞬発力を発揮すると時速20キロ以上の速さで泳ぐことができる。

  マナティーは通常、単独、つがい、あるいは6頭以下の小さな群れで行動する。水面からはマナティーの鼻と鼻孔しか見えないことが多い。彼らは常に水中にいるが、ほかの海洋哺乳類と同様に、水面で呼吸をする必要がある。休んでいる場合は15分くらいまで水中に潜っていられるが、泳いでいる場合は3分から4分おきに浮上しなくてはならない。

  マナティーは主に生息地によって3種に分類される。1種は、フロリダからブラジルにかけての北米の東海岸に生息しており、ほかの2種はアマゾン川、およびアフリカの西海岸と川に生息している。

  マナティーは水中で出産する。母親は、最初の呼吸をさせるために生まれたての子どもを水面まで誘導するが、通常、子どもは1時間もすると自力で泳げるようになる。子どもは、母親の乳を飲んで育つ。成長するととてつもない大食漢になり、水草や海草、藻などを大量に食べる。マナティーは1日で自分の体重の1割に相当する量のエサを食べることができる。

  マナティーは大きな体でゆっくりと動き、海岸や川辺に頻繁に現れるため、彼らの皮や油、骨を狙うハンターに捕獲されやすい。モーターボートなどと衝突したり、漁の網に引っかかったりすることも多い。その生息数は20世紀の間減少し続けており、絶滅が危惧されている。

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