フェネックギツネ

Fennecus zerda
休息するフェネックギツネ
Photograph by Nicole Duplaix
(写真クリックで拡大)
早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命:
体長: 頭胴長 24 ~ 41 センチ; 尾 18 ~ 31 センチ
体重: 1 ~ 1.5 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 フェネックギツネは世界最小のキツネだ。しかし15センチもある大きな耳は、もっと体の大きなキツネから借りてきたように見える。サハラ砂漠を含め北アフリカのほぼ全域に生息している。夜行性のため灼熱の砂漠の中でも生き延びられる。加えて身体的特徴にもこの環境に適応できる理由がある。

  コウモリのような目立つ耳には、体の熱を放散させる役目もある。長く厚い体毛は、夜の寒さと日中の熱い日差しから身を守る。足裏にまで生えた毛のおかげで足は雪靴のような役割を果たし、焼けるように熱い砂の上でも平気だ。フェネックギツネは地下の巣穴に住んでいるため頻繁に土を掘るが、足はシャベルとしても効果的に使われる。

  フェネックギツネは10匹ほどの小さな集団で生活する。ほかのイヌ科の動物と同様、オスは尿で自分の縄張りをマーキングし、繁殖期には攻撃的になる。

  雑食性で、植物のほか、齧歯(げっし)類、卵、爬虫類、昆虫も食べる。砂漠に生息するほかの生物たちと同じように、水を長期間飲まなくても生きていける能力を発達させてきた。

  フェネックギツネの毛はクリーム色で、しっぽの先端は黒い。かわいらしい外見のため、ペットとして売ることを目的に捕獲されることが多い。地元の住民は毛皮を目当てにフェネックギツネを狩る。野生の生息数についてはほとんど分かっていない。

動物大図鑑トップへ