Tapiridae
アメリカバク
Photograph by Mark W. Moffett
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早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: 絶滅危惧
食性: 草食
寿命: 野生: 25 ~ 30 年
体長: 肩高 74 ~ 107 センチ
体重: 227 ~ 363 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 バクは鼻の長いブタのようにみえるが、実際はウマやサイの仲間だ。バクは数千万年前からほとんど姿を変えていないと言われている。

  バクの鼻は物を巻きつけてつかむのに適しており、実は鼻と上唇が伸びたものである。バクはその鼻を使って枝をつかんだり、枝から葉をもぎ取ったり、甘い果実を摘んだりする。食事は朝晩の2回だ。食事時には、生い茂ったやぶの中を何度も行き来するうちにできたトンネルのような獣道を通って、水場や草木の豊富な餌場へと向かう。移動しながら排泄し、食べた植物の種をまきちらすため、森の生態系の維持に一役買っている。

  がっしりしてとても重そうに見えるが、水中を好み、よく水に潜って体を冷やしている。とても上手に泳ぎ、潜水して水草を取ることもできる。さらに泥の中で転げまわることもあるが、これはおそらく厚い皮膚に付いた厄介なダニを落とすためだと考えられている。

  バクには4種類おり、アメリカバクは中央アメリカおよび南アメリカの草原や森林に生息する。アンデス山脈の標高の高い場所には、バクの中で最も小さいヤマバクが生息している。最も大きいのはマレーシアやスマトラ島の森林に生息する白黒のマレーバクだ。体重360キロ以上に成長することもある。

  すべてのバクは、主に狩猟や生息地の消滅が原因で絶滅の危機に瀕している。

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