ヌートリア

Myocastor coypus
水生植物の中にいるヌートリア
Photograph by Robert Caputo
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早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命: 野生: 8 ~ 10 年
体長: 頭胴長 43 ~ 64 センチ; 尾 25 ~ 41 センチ
体重: 7 ~ 10 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 ヌートリアは水かきを持つ大型の齧歯(げっし)動物であり、陸上よりも水中で俊敏に動くことができる。川の土手や湖畔、湿地帯の穴や巣で生活している。泳ぎは非常に上手く、5分間も潜っていられる。

  ヌートリアは雑食で、水生植物やその根を最も好む。また、巻貝やイガイなどの小さな生物も食べる。極めて社会性が高く、大きなコロニーを形成することもある。年に数回出産し、1度に5~7匹の子どもを産む。子どもの成長は速く、母親と一緒にいるのは最初の1~2カ月だけである。農作物に味をしめたために、ヌートリアの増加が問題になっている地域もある。

  ヌートリアの外毛は、黄色か茶色でゴワゴワとして魅力的ではないが、その下には柔らかで上質な毛が隠されている。このヌートリアの毛皮は服飾材料として人気が高く、この毛皮のために飼育や捕獲が行われる。

  かつては南アメリカ南部にしか生息していなかったが、毛皮をとるために家畜化され、世界各地に持ち込まれた。今ではカナダやアメリカの十数州を含む多くの地域で、毛皮工場の飼育場から逃げ出したヌートリアが野生化し、付近の新しいすみかで数を増やしている。

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