Eumetopias jubatus
会話をする2頭のメスのトド
Photograph by Joel Sartore
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早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: 絶滅危惧
食性: 肉食
寿命: 野生: 18 (オス); 30 (メス)
体長: 約 3 メートル
体重: 約 1 トン

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 トドはアシカ科の中で最も大きく、その体に見合った大量のエサを食べる。魚やイカ、タコ、時には小型のアザラシまで食べるこの巨大な鰭脚(ききゃく)類は、日本からカリフォルニアの北太平洋沿岸に生息している。

 トドの繁殖活動の様子は、自然界における驚異的な光景だ。凄まじい勢いで上陸して浜辺を埋め尽くす。幼いトドが突進してきたオスの大群に踏みつぶされてしまうこともある。オスは繁殖のことしか頭になく、幼いトドのことなど気にかけないのだ。オスは9歳か10歳になると、繁殖のために浜辺に自分の縄張りを作るようになる。

 メスは5歳になると出産するようになり、通常、1年に1頭の子どもを産む。トドの母親はその鋭い嗅覚によって自分の子どもを見分けることができる。メスは海に入ってエサを捕る。感触とにおいによって自分の子どもを識別して、捕った獲物を子どもに届けるのだ。

 トドには社会性があり、繁殖期以外は一年中群れを作って暮らす。オスはメスより3倍も大きく、群れの中でもすぐに見分けがつく。

 なお、トドは保護動物であるにもかかわらず、1980~1990年代にその個体数が著しく減少した。どのような原因で激減したのかは明らかになっていない。

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