ゾウアザラシ

Mirounga
カメラに向かって吼えるゾウアザラシ
Photograph by Maria Stenzel
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早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命: 野生: 9 年 (北); 20 ~ 22 年 (南)
体長: 最大 6 メートル
体重: 最大 4,000 キログラム
ミナミゾウアザラシは1500メートル以上の深さまで潜り、最長で2時間水中にいることができる。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 ゾウアザラシにはキタゾウアザラシとミナミゾウアザラシという2種類が存在する。キタゾウアザラシは北太平洋の沖合の島を好むが、カリフォルニア州やカリフォルニア半島でも見られる。
 
  ミナミゾウアザラシは、エサとなる魚やイカ、そのほかの海洋性のエサが豊富な南極とその周辺水域に生息する。繁殖は夏に陸上で行い、南極の積氷近くの極寒水域で越冬する。
 
  ミナミゾウアザラシはアザラシ科の中では最大である。オスの体長はおよそ7メートル以上もあり、体重は4400キロに達する。 しかし、この巨大な生き物は、その体の大きさからゾウアザラシと呼ばれているわけではない。その名前はゾウのように膨らんだ鼻に由来する。
 
  繁殖期がくるとオスは縄張りを確立し、自分の領域を守る。メスを40~50頭集めたハーレムを形成するが、メスの体はオスに比べてはるかに小さい。より多くのメスを得るためオスは互いに争う。この争いは咆哮や攻撃的なしぐさだけで終わる場合もあるが、多くは激しく血生臭いものになる。
 
  ゾウアザラシは「海のゾウ」と呼ばれ、晩冬に1頭の子どもを産み、約1カ月間子育てをする。授乳期間中、メスは何も食べず、蓄えていた豊富な脂肪を使って自分と子どものエネルギー源とする。妊娠期間は11カ月で、毎年1頭を出産する。
 
  油を目当てとして大量に捕獲された結果、個体数は絶滅寸前にまで減少した。しかし幸いなことに、法の保護の下でその生息数が回復している。

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