スイギュウ

Bubalus bubalis
スイギュウ
Photograph by Bruce Dale
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早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: 絶滅危惧
食性: 草食
寿命: 飼育下: ~ 25 年
体長: 頭胴長 約 2 メートル; 尾 60 ~ 100 センチ
体重: 700 ~ 1,200 キログラム
家畜のスイギュウはアジアの各地で農耕や運搬に使われている。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 スイギュウまたはアジアスイギュウはヤクやバイソン、アフリカスイギュウなどの他ウシ科のなかで最大の動物である。
 
  野性のスイギュウは、立ち上がると肩の高さが1.5~2メートルにも達する哺乳動物で、背中は灰黒色の薄い毛で覆われている。オスは体長1.5メートル近くにもなり、後ろに反った巨大な三日月形のツノを持ち、その表面には畝(うね)のような隆起がある。メスはオスよりも小さく体重も軽いが、体格に見合ったツノを持っている。
 
  通常スイギュウは、アジアの熱帯雨林または亜熱帯雨林の泥水の中で1日の大半を過ごす。幅広い蹄(ひづめ)のおかげで泥の中に深く沈み込むこともなく、沼地や湿地で動き回ることができる。草原の草を好んで食べるが、このような沼地にはエサとなる水草が豊富にあり、隠れ場所となる茂みもある。
 
  メスは9~11カ月の妊娠期間を経て通常1年おきに子どもを1頭出産する。若いオスは3歳になるまで、約30頭のスイギュウからなる母方の群れで過ごす。その後、オスだけの小さい群れに移る。
 
  スイギュウは5000年以上も前から家畜化されてきた。何千年もの間、人間の生活を支えてきた。その肉や乳は食用として利用され、ツノは装飾品になり、運搬手段としても重用されている。
 
  野性のスイギュウは絶滅の危機に瀕しており、数少ないスイギュウがインドやネパール、ブータンに広がる保護区およびタイの保護地域だけに生息している。家畜のスイギュウとの混血化が進んでいるのも、野性のスイギュウの数が減少している原因の1つである。
 

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