Tamias
エサを食べるシマリス
Photograph by Michael S Quenton
(写真クリックで拡大)
早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: なし
食性: 雑食
寿命: 野生: 2 ~ 3 年
体長: 10 ~ 18 センチ; 尾 8 ~ 13 センチ
体重: 28 ~ 142 グラム
シマリスは脂肪を体に蓄えずに冬ごもりする。冬ごもり中は、夏~秋の間に蓄えておいたエサを少しずつ食べる。

ティーカップとの比較

分布

プロフィール

 シマリスは元気がよくすばしっこい動物で、リス科の小型の仲間である。ぽっちゃりした頬、大きく潤んだ目、しま模様、ふさふさのしっぽといった外見から、アニメーションとして表現されることも多い。

  25種類いるシマリスのうち、アジアのエゾシマリス以外の種はすべて北アメリカに生息する。カナダからメキシコにかけて高山の森林から砂漠に生える低木まで、さまざまな環境に生息している。通路と小部屋のある穴を掘って暮らすものもいれば、巣や茂み、丸太などの中で暮らすものもいる。

  シマリスの色は、灰色から赤みがかった茶色まで種類によってさまざまである。顔の横と、背中からしっぽにかけて濃淡のあるしま模様が付いている。体の大きさも、体長18~21センチ、体重30~50グラムの最小の種類から、体長約30センチ、体重120グラム以上に成長するトウブシマリスまでさまざまである。

  シマリスは、下草や岩、丸太など、彼らを狙う捕食動物から身を隠すことのできる障害物のある場所でエサを集める。昆虫や木の実、野イチゴ、種、果実、穀粒などを頬袋にたっぷりと詰め込み、巣に運んで蓄える。シマリスは冬ごもりするが、脂肪を体に蓄えて眠るのではなく、定期的に目を覚まして蓄えておいた木の実や種を食べる。

  通常、警戒しているときに高くて鋭い鳥のような声で連続して鳴くが、メスがオスの気を引くときもこのような声を出すと考えられている。シマリスは普段は単独で暮らし、繁殖期である春を除いて仲間とは関わらない。メスの妊娠期間は30日で、2~8匹の子どもを産む。自分でエサを集めて冬支度ができるようになるまでの2カ月間、子どもたちは親と過ごす。

 森林破壊の影響を受けやすいとはいえ、シマリスの生息数はいまのところほぼ安定している。ただし、パルマーシマリスは絶滅危惧II類に指定されている。

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る