Phascolarctos cinereus
【動画】コアラ 101
オーストラリアの個性的な有袋類コアラについて知ろう。(解説は英語です)
早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
危急種
食性: 草食
寿命: 野生: 20 年
体長: 60 ~ 85 センチ
体重: 9 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 コアラはオーストラリアを象徴する動物のひとつ。子守熊の別名もあるが、この動物はクマの仲間ではなく有袋類の一種だ。

 ユーカリの木が豊富なオーストラリア東部から南東部にかけて生息する。寝ていない間はたいてい食事に費やし、毎日500グラム以上の葉を食べる。好物のユーカリの葉は毒成分を含んでいるが、特殊な消化システムにより時間をかけて分解し、限られた栄養分を吸収する。

 食事から得られる少ないエネルギーで生活するため、コアラは樹上で18時間から22時間も眠ることがある。鋭いツメがあり、指同士を対向させられるので難なく木をつかむことができる。

 水分の大半はユーカリの葉から摂取するため、水はほとんど飲まない。ほお袋にユーカリの葉を蓄えることもある。この葉を大量に摂取することから、コアラはユーカリの成分特有のにおいがすることもある。

コアラの親子(Photographed at Australia Zoo in Beerwah, Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark)
[画像のクリックで拡大表示]

 コアラの生息数は、毛皮目当ての乱獲により、19世紀後半から20世紀初頭にかけて激減した。現在は、生息地消失によって深刻な危機を迎えている。林業や森林火災(2019~20年に特に大きな影響)によってコアラのすむ森が失われつつあるのだ。コアラが暮らすには広いスペースが必要で、1匹当たりおよそ100本のユーカリの木を必要とされる。オーストラリアの森が減り続ける現状は、コアラにとって切迫した問題となっている。

木のまたにいるコアラの親子
Photograph by Medford Taylor
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