カンジキウサギ

Lepus americanus
雪の中に座るカンジキウサギ
Photograph by Michael S. Quinton
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早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: なし
食性: 草食
寿命: 野生: 1 年 またはそれ以下
体長: 41.3 ~ 51.8 センチ
体重: 1 ~ 2 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 カンジキウサギは、低木の生い茂った場所を好む森の住人である。基本的には北方の種で、亜寒帯の森林や北極海沿岸にまで生息する。少し南の地域では、高地であることから高緯度の気候に近いバージニア州のアパラチア山脈やニューメキシコ州ロッキー山脈に生息するものもいる。

  一般にノウサギ(hare)の体はアナウサギ(rabbit)より少し大きく、うしろ足と耳もアナウサギより長い。ノウサギ属の仲間であるカンジキウサギ(snowshoe hare)は特に長い足を持ち、その足は雪上の移動に適した毛で覆われている。冬には雪のように白い毛皮をまとっているが、毎年雪の溶ける春には毛の色が褐色に変わる。完全に生え変わるには約10週間かかる。

  カンジキウサギは夜間にエサを探す。森の中で木々や草花を食べながら、いつも決まったコースをたどる。肉食動物の標的となることの多いカンジキウサギは、動きが機敏で足も速い。オオヤマネコやキツネ、コヨーテ、一部の鳥類までもが、この用心深いノウサギをエサとしている。

  ほかの多くのノウサギやアナウサギと同様に、カンジキウサギはたくさんの子どもを産む。メスは年に2~3回出産し、1度のお産で1~8匹の子どもを産む。子ウサギは母親の世話をあまり必要とせず、誕生から1カ月以内には自力で生きられるようになる。カンジキウサギの個体数は10年に1度の周期で変動する。原因は病気の流行ではないかという説もある。特にオオヤマネコなど、ノウサギをエサとする動物はこの変動に大きな影響を受ける。

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