Hippopotamus amphibius
カバ<br>Photographed at San Antonio Zoo in Texas Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
カバ
Photographed at San Antonio Zoo in Texas Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
危急種
食性: 草食
寿命: 野生: ~ 40 年
体長: 頭胴長 3 ~ 4 メートル; 尾 35 ~ 50 センチ
体重: 1.5 ~ 4 トン

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 カバは水辺を好むため、古代ギリシャで「川の馬」と呼ばれていた。それが巡り巡って、英語のHippopotamusや日本語のカバ(河馬、川馬)の由来となっている。

 1日のほとんどを川や湖の中で過ごし、アフリカの強い太陽の下でも巨体を涼しく保つことができるカバ。泳ぎが得意で、優雅に水中を動き回り、最高で5分ほど潜っていられる。水中を歩いたり、浅瀬に横たわったりすることもしばしばだ。目や鼻は頭部の高い位置にあるため、体がほとんど水中につかっても周囲を見わたすことができるし、呼吸もできる。

 水辺で日光浴をし、赤い脂のような物質を分泌することから、カバは血の汗を流すという俗説が生まれた。実は、この液体には保湿と日焼け止めの効果があり、細菌から皮膚を守る役割も果たしている。

 日暮れには草を食べるために陸上へ移動する。一晩で10キロほどの道を一列になって移動し、約35キロもの草を食べる。といっても、巨大な体を考えれば摂食量はさほど多くない。陸上で脅威を感じると、水辺を目指して一目散に走る。短距離であれば、カバは人間に匹敵するほどの速さで走ることができる。

  生まれたてのカバは45キロ近くもあり、耳や鼻孔を閉じることができるので、陸上でも水中でも乳を飲むことができる。メスは2年おきに1頭の子どもを出産する。出産後すぐに、ワニやライオン、ハイエナなどから子どもを守ってくれる群れに加わる。

 カバはかつては広範囲に分布していたが、現在はサハラ以南のアフリカの東部、中央部および南部にのみ生息しており、個体数は減少している。

水中の水草の間にいるカバ
Photograph by Michael Nichols
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