Lontra canadensis
カナダカワウソ
Photographed at Lincoln Children's Zoo in Nebraska
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 肉食
寿命: 野生: 8 ~ 9 年
体長: 頭胴長 55 ~ 80 センチ; 尾 30 ~ 50 センチ
体重: 5 ~ 14 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 遊び好きのカナダカワウソは、水陸どちらでも同じように動き回ることができる。彼らは水辺に巣穴を作り、川や湖、湿地帯、河口の生態系の中で暮らす。巣穴には多くのトンネルがあり、通常そのうちの1つから、水中に直接出入りできるようになっている。イタチ科の動物であるカナダカワウソは、夜に狩りを行い、手に入るものはまず何でも食べる。 好物は魚だが、両生類やカメ、ザリガニも食べる。

  力強いしっぽと長くしなやかな体を使って、水中をぐんぐん進む。足には水かきがあり、水をはじく毛のおかげで体がぬれず体温を維持できるうえ、水中で耳や鼻を閉じることもできる。冬でも活発に動き回り、水面に張る氷にあいた穴を見つけて浮上し、呼吸をする。水中では8分間ほど息を止めておくことが可能だ。

  水中ほどではないが、陸上でも器用に歩いたり走ったりすることができる。雪に覆われ凍結した斜面やぬかるんだ斜面を滑り降りるのが大好きで、そのまま水中に飛び込むことも多い。母子がこのような遊びをする姿が見られるが、それは生き残るすべを子に教えるためでもある。

  カナダカワウソのオスは子育てを手伝わない。メスは地中の巣穴にこもり、1度に1~6匹の子を産む。生後たった2カ月で、母親は子どもを水中に落として泳ぐ訓練を始める。しかしカワウソは生まれつき泳ぎの名手なので、母親の指導の下、子どもはすぐに泳ぎのコツを覚える。

  生息域の減少で分布域はかなり小さくなってきているが、それでもまだ個体数が多いため、わなにかかることがたびたびある。また、環境汚染には非常に敏感な動物である。

カナダカワウソ、おとなのオス
Photograph by Nicole Duplaix
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