オランウータン

Pongo
スマトラオランウータンのメス(Pongo abelii)<br>Photographed at Gladys Porter Zoo in Brownsville,Texas<br>Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
スマトラオランウータンのメス(Pongo abelii)
Photographed at Gladys Porter Zoo in Brownsville,Texas
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
近絶滅種
食性: 雑食
寿命: 野生: 30 ~ 40 年
体長: 体高 1.2 ~ 1.5メートル
体重: 33 ~ 82 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 オランウータンとはマレー語で「森の人」という意味である。このオレンジがかった長い毛の霊長類は、東南アジアのスマトラ島とボルネオ島にのみ生息しており、知能が高くヒトに近い類人猿である。

 オランウータンの腕はとても長く、オスが両腕を伸ばしたときの指先から指先までの長さは約2メートルにもなり、身長(約1.5メートル)よりも長い。立ち上がると手が地面にほぼ届いてしまう。 その腕はオランウータンの生活様式に適している。彼らは生活のほとんどを熱帯雨林の森林で過ごすからだ。眠るときも木の葉で作った樹上のねぐらの中だ。頻繁に降る雨を避けるために、大きな葉を傘やシェルターとして使う。

 オランウータンは日中にエサを探す。主な食物は熱帯雨林で収集する果物や木の葉。樹皮や昆虫、まれに肉を食べることもある。

 ほかの類人猿と比べて、単独行動を好む。 オスは1頭で行動する。森の中を移動する際はゴロゴロという音を出したり、吠えたりして、お互いに関わらないようにする。その呼び声は2キロメートル離れていても聞こえる。

参考ギャラリー:見つめるオランウータン、ネイチャー写真賞2017年グランプリ作品 写真7点
参考ギャラリー:見つめるオランウータン、ネイチャー写真賞2017年グランプリ作品 写真7点
ボジャン氏とそのカメラに気づいたオランウータンは、木の後ろに隠れた。そのまま数分待ってから頭を突き出し、前方の安全を確認した。(Photograph by Jayaprakash Joghee Bojan)

 しかし、母子は強い絆で結ばれている。子どもが自力で生きていけるようになるまでの約6~7年間、母と子は一緒に生活する。メスが出産するのは8年に1度と、動物界でも最長の部類だ。オランウータンは長寿で、飼育下では60年生きたものもいる。

 生息域が限られていて、樹木がなければ生きていけないため、特に森林の伐採により多大な影響を受ける。残念なことだが、人間による森林伐採や狩猟などの行為がオランウータンを絶滅の危機に追いやっている。

参考記事:
研究室に行ってみた。国立科学博物館 オランウータン 久世濃子
オランウータン 樹上の危うい未来
“愛すべき森の住人”オランウータンの写真10点

森の中を身体を低くして移動するメスのオランウータン
Photograph by Tim Laman
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