Arctocephalinae
アナンキョクオットセイ<br>photographed at Auckland Zoo in New Zealand Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
アナンキョクオットセイ
photographed at Auckland Zoo in New Zealand Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
食性: 肉食
寿命: 野生: 12 ~ 30 年
体長: 1.2 ~ 3.1 メートル
体重: 最大 320 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 オットセイには多くの種がいて、その毛皮はどれもハンターにとって非常に魅力的だ。冷たい北の海で見られる大型のキタオットセイは、19世紀に狩猟によって絶滅の危機に直面した。しかし、1911年に法律で保護されると、やがて130万頭まで個体数が回復した。

 ミナミオットセイの仲間は8種いる。すべてがキタオットセイに比べて小型だ。ミナミオットセイ属にはメキシコのバハ・カリフォルニア州に生息するグアダルーペオットセイをはじめ、ミナミアフリカオットセイ、ミナミアメリカオットセイなどがいる。

 オットセイは、よく見える目と鋭い耳を持つ。小さな耳たぶがあるところがアザラシとの違いだ。肺呼吸をするが、ほとんど水中で暮らしており、魚やイカ、鳥、エビに似た小さなオキアミを食べるときには、数週間を海の中で過ごすこともある。単独、または小さな集団を作って行動する。

 繁殖期になると、ものすごい数のオットセイが海岸に集まる。力のあるオスは、ライバルたちと争いながらも縄張りを拡大していき、最大約40頭のメスを集めてハーレムを作る。この時期の海岸線は、ほえたり、うなったり、鳴いたりするオットセイでいっぱいになる。この繁殖期にメスは子どもを産み、その数日後に再び交尾をする。翌年、約1年間の妊娠期間を経て戻ってきたメスは子を1頭産み、そして再び交尾をする。そのサイクルを繰り返す。

 何種かのオットセイの個体数は乱獲で減少してから回復しておらず、現在は気候の変化と魚類の乱獲によるエサ不足で、さらなる危機に直面している。

陽射しの中のニュージーランドオットセイ
Photograph by Maria Stenzel
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