Odocoileus virginianus
オジロジカの子
Photographed at Gladys Porter Zoo in Brownsville, Texas
Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark(写真クリックで拡大)
早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 草食
寿命: 飼育下: 6 ~ 14 年
体長: 2 ~ 2.5 メートル
体重: 50 ~ 130 キログラム
オジロジカの名前は、尾の裏側が白いことに由来する。危険を察知すると、尾を上げ白い部分を見せて左右に振る。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 北米のシカで最も小さいオジロジカは、カナダ南部から南米にかけて生息している。暑い夏の間は主に原野や草地に住み、広葉樹や針葉樹の木陰で日差しを避けて暮らしている。冬の間は森から出ず、厳しい自然から身を守るため、針葉樹の木立をすみかにしている。

  成体のオジロジカの毛色は、夏は赤茶色だが次第に色あせ、冬には灰色をおびた茶色になる。オスは、夏と秋の間は特徴的な枝角を持つため、すぐに識別することができる。ツノは冬になると落ち、毎年生え変わる。何本にも枝分かれした鋭いツノが生えるのはオスだけで、繁殖期にはオス同士が枝角を突き合わせて縄張争いをする。また、メスは7カ月の妊娠期間を経て、通常5月か6月に1~3頭の子を産む。子どもは森の風景にうまく溶け込むよう、赤茶色に白色の斑点という毛色をしている。

  オジロジカは草食で、ゆっくり時間をかけて食べられる植物は何でも食べてしまう。葉や小枝、果実、木の実、草、穀類、さらには地衣類やキノコ類といったあらゆる食物を胃で消化できる。たまに日中に歩き回ることはあるものの、通常夜明けや夕暮れどきに草を食べる。

  野生のオジロジカは、ボブキャットやピューマ、コヨーテなどに捕食されるため、身を守れるように俊足で機敏だ。短距離ならば最高時速約50キロで走ることができる。

  以前は米国で乱獲され生息数が激減していたが、厳しい狩猟規制のおかげで再び増えてきている。

オジロジカとその子ども
Photograph by Jim Richardson
(写真クリックで拡大)

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る