イッカク

Monodon monoceros
静かな北極海を力強く泳ぐイッカクと産まれたばかりの子ども
Photograph by Flip Nicklin
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早わかり

分類: 哺乳類
保護状態: なし
食性: 肉食
寿命:
体長: 4 ~ 6.1 メートル
体重: 1,600 キログラム

バスとの比較

分布

プロフィール

 イッカクは海のユニコーンと言われ、北極の沿海や河川で見られる青白色のクジラだ。 この伝説的な動物には2本の歯があり、オスはそのうちの1本がねじれながら成長し続け、最大約3メートルのツノのようなキバになる。象牙のようなこのキバはイッカクの上アゴを突き抜けて生える。このキバの目的は、メスを惹きつけることや、ライバルとの間でその大きさを競うなど、繁殖行動に重要な役割を果たすと考えられている。まれにメスにも小さなキバが見られることがあるが、オスほど目立たない。

  イッカクは、バンドウイルカやベルーガ、ネズミイルカ、シャチの近縁である。ほかのイルカのように集団で行動し、魚類やエビ、ヤリイカなどの水生生物をエサとする。よく見られるのは15~20頭の群れだが、数百頭、時には数千頭にもなる集団も報告されている。 これらの群れが流氷によって閉じ込められ、イヌイットのハンターやホッキョクグマ、あるいはセイウチの犠牲になることもある。  

  イヌイットの人々は、表皮や長いキバを目当てにイッカクを狩る。表皮と皮下脂肪は、北極圏における昔ながらの食物の中でも貴重なビタミンC供給源だ。開放水域ではシャチもイッカクを捕食する。

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