Canis familiaris
グレーター・スイス・マウンテンの子ども <br> Photographed in Choussy, France Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
グレーター・スイス・マウンテンの子ども
Photographed in Choussy, France Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
食性: 雑食
寿命:
体長: 肩高 15 ~ 84 センチ
体重: 1 ~ 80 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 イヌは、人間に飼いならされた最初の動物と考えられている。1万年以上も前から、イヌは人間と共に生活してきた。現在、人間によって数百種類のイヌが品種改良され、中には野生では生存できない種もいる。

 セントバーナードからチワワにいたるまで、イエイヌの形や大きさはさまざまだ。また、人間に慣れる性質を持ってはいるが、イエイヌがオオカミやキツネ、ジャッカルの仲間であることには変わりない。(参考記事:「イヌは品種によって脳の構造も違う、お役目と関連」

 イエイヌにも野生の種と同じ習性が残されている。縄張りを守るために、木や石、フェンスの支柱などに尿をかけマーキングをする。こうやってにおいを残すのは、縄張りをほかのイヌに知らしめるためである。野生のイヌは仕留めた獲物を後で食べるために埋めるが、ペットとして飼われている多くのイヌも、後で使うために骨やお気に入りのおもちゃを土に埋めることがある。イエイヌと野生のイヌ科動物に共通の祖先は、南アジア発祥の小型のオオカミだと考える研究者がいる。(参考記事:「イヌとヒトは共に進化した」

 イヌはさまざまな方法でコミュニケーションを図る。臭いを残す行為もその1つで、ほかにも体を使って意思表示をする。体の動きや顔の表情などには強いメッセージが込められていることが多い。

 このような合図の多くは人間でも理解することができる。うれしいときはしっぽを振り、怒ったりおびえていたりするときは歯をむき出しにする。また、イヌはほえたり、うなったり、鼻を鳴らしたりとさまざまな音を発してコミュニケーションを取る。(参考記事:「犬は飼い主の言葉を理解している、脳研究で判明」

 イエイヌは単なるペット以上の存在だ。人間の活動を強力にサポートしているイヌも多い。家畜を誘導したり、猟を手伝ったり、番犬や警察犬、救助犬として活躍したりもする。さらに特別なイヌは盲導犬として働く。まさに人間の最高の友としての役割を象徴しているといえよう。(参考記事:「「災害救助犬」は犬にとってどんな仕事? 作業員の心の支えにも」

イヌの歴史を振り返る
人類の伴侶として、イヌは古くから私たちのそばにいました。そんな愛すべきイヌたちが、家族の一員へと進化していく様子を、歴史の流れに沿ってご紹介します。(解説は英語です)
ローデシアンリッジバック
Photograph by Douglas Segers
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