ミツオビアルマジロの1種 (Tolypeutes matacus) <br>Photographed at Lincoln Children's Zoo in Nebraska,Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
ミツオビアルマジロの1種 (Tolypeutes matacus)
Photographed at Lincoln Children's Zoo in Nebraska,Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark
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早わかり

分類: 哺乳類
食性: 雑食
寿命: 飼育下: 12 ~ 15 年
体長: 13 ~ 150 センチ
体重: 85 グラム ~ 54 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 アルマジロとはスペイン語で「武装した小さなもの」という意味で、体中がよろいのような骨の板で覆われている。アリクイやナマケモノと近縁だが、このような甲羅を持つ哺乳類はアルマジロだけだ。アルマジロはおよそ20種が知られており、すべてが中南米に生息するが、このうちココノオビアルマジロだけが米国にも生息域を広げている。

 鼻はとがっていたりスコップのような形をしていて、目は小さい。大きさや色はさまざまで、体長約15センチでサーモンピンクの体を持つヒメアルマジロから、体長1メートル以上になるこげ茶色のオオアルマジロまでいる。黒や赤、灰色、黄色をしている種もいる。

 アルマジロといえば、どれも甲羅の中に全身を覆い隠せるものと思われがちだが、そうではない。実際、頭とうしろ足をたたみこんで硬いボール状になり天敵を惑わすことができるのは、ミツオビアルマジロ属の2種のみだ。

生息域と食事

 アルマジロは熱帯雨林や草原、半砂漠のような、気候が穏やかで暖かい場所に生息する。彼らの代謝は低く、脂肪を蓄える機能が十分でないので、寒さは天敵だ。

 多くのアルマジロは穴居性で、毎日最大16時間たっぷりと睡眠を取り、早朝や夜間にエサとなる甲虫、アリ、シロアリなどを探す。視力が非常に弱いので、鋭い嗅覚を使って狩りをする。強いうしろ足と大きな前足を使って穴を掘り、粘着性のある長い舌でアリやシロアリを巣穴から引き出して食べる。虫のほかにも小さな動物、植物、果実、時には死肉を食べることもある。

【動画】ココノオビアルマジロは一卵性の四つ子を産む。(解説は英語です)
アルマジロ
Photograph by Joel Sartore
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