Ursus americanus
アメリカクロクマ(photographed at Lee G. Simmons Conservation Park and Wildlife Safari in Ashland, Nebraska,Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark)
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 雑食
寿命: 野生: 20 年
体長: 1.5 ~ 1.8 メートル
体重: 90 ~ 270 キログラム
アメリカクロクマは、冬眠の間、まった活動しないわけではない。冬眠中は食べたり飲んだり、排泄することはないが、眠りを妨げられると目を覚ますこともある。

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 アメリカクロクマは北米のどこでも見られる、よく知られたクマである。木登りが非常にうまく、通常は森に暮らしているが、山や湿地で見られることもある。アメリカクロクマという名前にもかかわらず、青みがかったグレー、茶色、薄茶色、また、ごくまれに白色の個体もいる。(参考記事:「珍しい灰青色の毛をもつ「氷河クマ」に不安な未来」

  アメリカクロクマは、手当たりしだいに何でも食べる。主食は草や根、果実類や昆虫であるが、魚や哺乳類(腐肉を含む)も食べ、人間の食料や残飯をあさることもある。キャンプ場やログハウス、人里離れた民家で人間の食物の味を覚えたクマは、人間にとって脅威となるため、しばしば害獣として駆除されることとなる。「クマにエサを与えないでください」という注意書きをよく見かけるのはこのためである。(参考記事:「クマと人間の不幸な「接触」、事故はなぜなくならない?」

  単独で行動するアメリカクロクマは、広範囲にわたる生息地を歩き回るが、特に縄張りというものはない。オスは40~200平方キロメートルの範囲を歩き回ることもある。冬が来ると、夏と秋の間に食べて蓄えた脂肪を糧にして、巣穴で冬眠する。洞穴や地面に掘った穴、低木の茂みなどの安全な場所を巣穴とするが、まれに高いところにある木の穴を巣穴とすることもある。アメリカクロクマの冬眠の期間は、暮らしてる土地の気候によって異なる。

 メスは真冬に2~3頭の子どもを産む。生まれてすぐの子グマは無力で目も見えないため、エサを求めて巣穴から出られるようになる春まで乳を飲んで育つ。そして、約2年の間、母親に守られながら生活する。(参考記事:「冬眠中のクマの巣穴に入ったら…こっちに来た!!」

アメリカクロクマの親子
Photograph by Norbert Rosing
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