Macaca mulatta
アカゲザル(Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark,Rhesus macaques photographed at Rolling Hills Zoo in Kansas)
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早わかり

分類: 哺乳類
IUCNのレッドリストによる
危機の評価:
低危険種
食性: 雑食
寿命: 野生: 4年
体長: 頭胴長 45 ~ 64 センチ; 尾 19 ~ 32 センチ
体重: 4 ~ 12 キログラム

成人男性(180cm)との比較

分布

プロフィール

 アカゲザルは、アフガニスタンからパキスタンやインド、東南アジア、中国にかけて生息するサル。千葉県や米国フロリダ州でも、人間が持ち込んだアカゲザルが野生状態で暮らしている。(参考記事:「危険ウイルスもつ外来サルが勢力拡大、フロリダ」

 アカゲザルはさまざまな環境に適応できる。インドでは人間の生活にとけ込んで暮らしているアカゲザルも多い。ヒンドゥー教徒はアカゲザルを神聖な動物とみなして、追い払ったりはしない。

 アカゲザルは顔と尻が赤い。ニホンザルに似ているが、尾はアカゲザルのほうが長い。頭部の短い毛が、豊かな表情を際立たせている。植物の根や果実、種、樹皮などを食べるが、昆虫や小動物も捕食する。

 活発で騒々しい群れを作って暮らし、群れは最大で200匹ほどになる。木登りが得意だが、ほとんどの時間を地面の上で過ごす。群れを支配するのはオスだが、一生居座ることはないため、その後はメスが群れを率いる。群れの中には成熟したオスとメスが何匹もいるため、そのメンバーの中では相手を選ばず交尾をする。通常、メスは毎年1匹子どもを産む。母親は子どもを群れの中で育てていく。

 アカゲザルには人間との関係において特別な歴史があり、医学や科学の重要な研究に貢献してきた。アカゲザルの血液から発見されたRh抗原によって、人間の血液型の区別が可能になった(「Rh」は、アカゲザルの英名「Rhesus monkey」からとられている)。また、アカゲザルは人間に先がけて宇宙空間への飛行を経験している。(参考記事:「次はペルシャネコ? 宇宙へ行った動物」

毛づくろいをするアカゲザル
Photograph by Shane Moore/Animals Animals?Earth Scenes
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