
グリーンランド最北の村では、冬になると太陽が姿を現さない。いわゆる極夜である。その暗闇の世界を、角幡唯介さんはたった一人で橇を引いて、凍った海峡を越え、カナダまで歩こうという壮大な計画を立てている。
早稲田大学の探検部出身。新聞記者を経て、探検する作家(ものを書く探検家)に転身した。チベットに残された未踏の峡谷を歩いたり、極北カナダで129人全員が遭難した170年前の探検隊の行方を追ったりと、これまで誰もやらなかった命からがらの探検をしながら執筆。著書は、数々のノンフィクション賞を受賞している。
掲載号
2015年11月号に寄稿いただきました。
1月号に付く118ページ特別別冊で、角幡さんを紹介しています。
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