長生きするために、何を食べるか

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1週間に2ポンドのチョコ

 一般的に、ブルーゾーンに暮らす人々の食事には、心臓病のリスクを高める赤身肉のような飽和脂肪酸が少ない。イカリア島民は米国人の6倍もの豆を食べ、たった4分の1の砂糖しかとっていない。彼らは1日平均3杯のコーヒーと2~4杯のワインを飲み、魚を週2回は食べ、多量のオリーブ油、フルーツ、野菜、ハーブ茶を摂っている。

 セブンスデー・アドベンチスト教団が作った街である米国カリフォルニア州のロマリンダは、酒もタバコも禁じていないが、菜食主義を徹底している。沖縄県民は、週に3回以上魚を食べ、全粒穀物、野菜、大豆製品、豆腐、海草も食べている。研究者によると、その結果として、動脈硬化や胃がん、ホルモンに依存する乳がん、前立腺がんなどのリスクが低くなっているという。

 一方、健康な「超長寿」の人がすべてブルーゾーンで暮らしているかというと、決してそういうわけではない。

 フランスのアルルに生まれたジャンヌ・カルマンは、1997年に122歳で亡くなり、記録に残る中で最長寿の人間となった。彼女は10代のころ、父が経営する店でゴッホが、絵の具を買ったことを覚えていた(彼女によれば、ゴッホは小汚い、性格の悪い人物だった)。彼女はポートワインやタバコをたしなみ、1週間に2ポンド(900g)のチョコレートを食べていた。

 ニューヨークのデラニー姉妹はそれぞれ109歳と104歳まで生きたが、彼女らの長寿はヨガ、タラの肝油、日々のニンニクの摂取によるものだった。テキサス州のパール・キャントレルは105歳でなくなったが、長寿の秘訣はベーコンだと語っていたし、英国最長寿、109歳のラルフ・タラントは、ウイスキーとコテージパイ(ミートパイ)であるとしている。