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 鳥が大空を飛ぶのを見て、昔から多くの人が「自分も飛んでみたい!」と思ってきたことでしょう。今から230年ほど前、1783年にフランスのモンゴルフィエ兄弟が人の乗れる熱気球を発明し、世界初の有人飛行に成功します。同じ年にボイル=シャルルの法則で有名なシャルルが、水素ガスの気球を作って自ら空を飛んでいます。同じ年に違う方法で「人が空を飛ぶ」とは、なんとも不思議なことです。

 今回の実験では、熱気球を飛ばしてみましょう。さすがに実験室の中で人を乗せて飛ぶのは無理ですが、子どもたちは飛行機など「飛ぶもの」が大好きです。そこで実験室でもできる「ミニ熱気球実験」にチャレンジすることにしました。

紙風船で作ってみた

 熱気球の構造はとてもシンプルです。温めた空気を溜めておくバルーンとそれをつなぐロープ、そして人が乗るゴンドラと熱源でできています。飛ぶ仕組みも簡単で「温めた空気はまわりより軽くなり、上に上がっていく」というものです。

 こんな簡単なものならすぐできる! と、さっそく材料を調達しました。以前カラフルな熱気球を映像で見ていた私が最初に選んだのは、バルーンには紙風船、ロープにはタコ糸、ゴンドラはお弁当で使うようなアルミカップ、熱源はロウソクでした。紙風船の空気を入れる穴のところをハサミで切って穴を大きくし、セロハンテープでアルミカップと紙風船をつなぎ、カップの中にロウソクを立てて、火をつけました。

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