アメリカの飢餓の実態が浮き彫りに――食料援助の利用者調査2014から

● 食料支援を受けている世帯の4%、つまり62万世帯には、軍で働いている者がいる。退役軍人も含めた場合、軍人世帯の4分の1以上が、食料不安を抱えていることになる。

● 食料支援受給者の79%が、健康によくないとわかっていても、手に入る中でいちばん安価な食品を購入すると回答している。

高血圧、糖尿病と隣り合わせ

 フィーディング・アメリカによると、今回の研究結果においてとくに憂慮すべき問題は、支援受給者の栄養や健康状態という。
「とくに衝撃的だったのは、調査世帯の半数以上に高血圧の人がいて、3分の1以上に糖尿病の人がいると回答したことです」とフィーディング・アメリカの担当者モーラ・デーリーは言う。「こうした慢性疾患は、食事と密接な関係があります。食品を手に入れるだけでなく、栄養価の高い食品を手に入れることが大切。この調査結果は、飢餓が公衆衛生の問題であることを明確に表しています」

ハワイ州カウアイ島の町リフエにあるフードバンクで、食品の配布を手伝うプーナ・ドーソン(左)。NPO団体「フィーディング・アメリカ」が行った最新の調査によると、アメリカ人の7人に1人が、必要な食料の一部をこうした地域の支援に頼っている。(Photograph by Lynn Johnson, National Geographic Creative)