第3回 エボラにもエイズにもインフルエンザにも効く薬

「ウイルスってたかだか、インフルエンザだと10個のタンパク質しか持ってないですし、ラッサウイルスって出血熱を起こすウイルスに至っては、4種類です。それが、じゃあどうやって自己複製できるか。なぜ自分と同じものを何千、何万も作って宿主の細胞から出すことができるかっていうと、結局、感染した細胞に依存してるんです。レトロウイルスもラッサウイルスもエボラウイルスも、多くのエンベロープ・ウイルスは、同じ細胞のパーツを使ってこの作業をしてるんですよ。なので、その作業を止めてやれば、そのウイルス全部に効く抗ウイルス剤っていうのができるんですよね」

 なんとなんと。

 このあたり難しそうな予感がするが、話のキモになる部分なのでもう一段、踏み込んで知りたい!

 安田さんは図を用意して、指さしながら説明して下さった。

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