第3回 聖地エルサレムとの邂逅

 ところが、何百回もテレビで見ているはずのクフ王のピラミッドが道路から見えたとたん、二人で叫んでいました。「でかい!」わかっているのに、想像以上にでかくて、それに感動してしまったんですね。そこからはテンションが上がりっぱなし。やっぱり馬鹿にしちゃいけない。ホンモノを見るのはすごいことだなと思いました。

――今までで一番印象に残っているところは、どこですか。

 イスラエルのエルサレムです。5年ほど前に新聞社の知人に勧められて行ったのですが、最高でした。

2010年、エルサレムにて

――エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教がともに聖地としているところですね。

 聖地とされているのは城壁に囲まれた旧市街ですが、広さにすれば六本木ヒルズくらいの面積でしかないんですよ。しかし、その狭い土地をめぐって2000年この方、攻防が繰り返されてきています。

 旧市街は、三分割されていて、道を渡ればキリスト教圏からイスラム教圏へ。着るものも言葉も何もかも違うんです。そこからさらに行くと、嘆きの壁があって、ユダヤ人が壁に触って、涙を流して祈っている。