フラッシュバック

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日本の百年

- AUGUST 2014 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

夏の田んぼで働く少女

 夏の田んぼで、少女が木製の水車にはだしで乗り、踏み車を回して田んぼに水をくみ上げている。本誌所属の写真家J・ベイラー・ロバーツが、1949(昭和24)年頃に岐阜の近郊で撮影した一枚だ。


 灌漑(かんがい)用の踏み車は、一説には江戸時代中期に大阪で発明されたという。その後、改良を経て全国に普及し、昭和30年代まで多くの地域で使われていた。人力を頼りに農作業をする日本の人々の姿は、訪れた外国人たちに強い印象を残したようだ。明治時代に日本を旅したエドワード・モースは栃木県で見た踏み車をスケッチに残し、本誌1922年9月号に日本の記事を寄稿したウォルター・ウェストンは「驚いたことに、土地を開墾し農作物を育てるのに、日本の農民たちはほとんど機械を使わず、手と体だけを頼りに働いている」と書いている。

写真=J. BAYLOR ROBERTS/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE

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