第1回 夏休みの自由研究に! ピンホールカメラ

上級編:写真を撮って、現像してみよう!

 さて、ピンホールを通して像を映し出すことができましたが、せっかくカメラをつくったのですからできれば写真に残してみたい。そこでまずは、サイエンス倶楽部でやっている、「印画紙に撮影・現像する方法」をご紹介しましょう。ただし、現像のための薬剤を手配したり、暗室で作業したりと、なかなか手間がかかります。
 そこまではちょっと大変という方には、最後に、デジカメを応用した方法をご紹介します。

●用意するもの
磁石(※1)、印画紙(※2)、現像用の薬剤(現像液、停止液、定着液)(※3)、写真用バット、竹ピンセット、暗室用電球(※4)、暗室(ユニットバスなどを目張りすればご家庭でも可能です)

※1 磁石は缶に開けた穴をふさげればOK。円形でも四角でもよいが、それなりに強いものでないと落ちてしまうことがあるので注意。ただし、ネオジム磁石など強すぎる磁石はシャッターを動かすときにブレる可能性があります。
※2 これが撮影用フィルムになります(たとえばフジブロWP FM2)
※3 現像液はフジのコレクトールE、停止液は酢酸、定着液はスーパーフジフィックスLを使っています。
※4 暗室用電球は市販されていないので、LEDランプに赤いテープをはって自作します(サイエンス倶楽部では、積水化学ポリエステルテープ#23というのを使っています)

(写真クリックで拡大)

 まず、シャッターをつくります。フィルムを装填しても、カメラに穴が開いたままだと光が入ってしまいますからね。今回使うフィルムは白黒写真を焼き付ける「印画紙」ですので、シャッターは人力でOKです。スチール缶でつくったカメラであれば、磁石が簡単です。磁石をずらして光を入れ、時間がきたら穴をふさぐ、これで大丈夫です。

 磁石のシャッターは目で見ずに動かしますので、確実にずらしたり穴をふさいだりできるように、ガイドをつくっておくとなおよいです。磁石の周りに厚めの紙などをはり付けるだけでかまいません。