日本にはゾウもサイもトラもいた! 『太古の哺乳類展』に行ってみた。
7月12日から始まる国立科学博物館の特別展「太古の哺乳類展―日本の化石でたどる進化と絶滅―」にひと足お先に行ってきました。
日本各地の博物館・研究所などから貴重な標本約170点を一堂に集結。日本で発掘された主な絶滅哺乳類の化石をこれだけの規模で紹介するのははじめてです。
なかには日本が世界に誇るというナゾの生きもの「デスモスチルス類」や、1億年というスケールでみれば“ついこの前”の約2万年前まで日本にいたナウマンゾウやサイの化石もあるとのこと。それでは、さっそく見て参りましょう。
これは約5000万年前にいたヒゴテリウム。
ちょっと顔が怖い? けど、草食だそうなのでご安心を。
ヒゴテリウムのグループ(裂歯目)は滅びましたが、同じ5000万年ほど前に、いまも存続しているグループに属するものもいました。
たとえば、クシロムカシバクはそのひとつ。さすがにクシロムカシバクは絶滅しましたが、いまいる動物でいえば、ウマ、バク、サイなどの仲間です。
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