アメリカの昆虫料理本の著者がすすめる絶品レシピ3

 私の著書『The Eat-a-Bug Cookbook(昆虫料理)』(Ten Speed Press)を含め昆虫食に関する書籍が立て続けに出版されたほか、昆虫食材や昆虫食のケータリングを行う店も登場している(たとえばWorld Entomophagy、Don Bugito、Chapulなど)。ニューヨークやロサンゼルスといった大都市のレストランでも、コオロギやバッタがメニューに取り入れられている。

 では、どうして昆虫は常食にならないのか?

 原因は、昆虫という生き物に対して私たちが抱く嫌悪感にあるのかもしれない。たいていの人は昆虫のことを、グロテスクで、病気を媒介したり、農作物を台無しにしたりする厄介者と思っている。しかし、その抵抗感を解消して昆虫食を売り込むのがホールトや私の役目だろう。自分の食事が地球におよぼす影響をなるべく減らしたいと思うなら、今こそ昆虫料理を献立に加えてみてはいかがだろうか。

昆虫料理で地球を救う

 そうと決まったら、まずは近所のペットショップか釣り具店へ出かけよう。手に入れるのは生きたコオロギを数十匹。成虫になっていないものを選ぶ。翅が生えていないので、口の中でジャリジャリしない。いったん冷凍し、水ですすいで解凍すれば、料理に使いやすい。

 まずは簡単な一品から。解凍したコオロギを、低温(約100℃)のオーブンで20~30分ほど焼き、塩またはスパイスで味付けする。脚や触角が気になるようなら、焼いたコオロギを紙袋に入れ、袋ごとよく振ればよい。

昆虫食イベント「ペストラン」で展示された味付けミールワーム(写真:Angie McPherson)