第76回 ツノゼミの名前がわかるまで、研究者たちは熱く語り合う

アンティアンセ・エクスパンサ(カメムシ目:ツノゼミ科:Smiliinae)
Antianthe expansa treehopper
熱い語りが冷める間もなく、ニュージーランド外来生物ホットライン局のダイアンさんから、ポリネシアのニウエ島でこのツノゼミが見つかった可能性が高いというメールが届いた。ツノゼミチームとぼくは、この種でほぼ間違いないと結論を出した。トマトの木についていたという。本来なら現地にいないツノゼミのはずなので、熱帯アメリカから持ち込まれた植物にくっついていた卵か幼虫かが原因で広がったのかもしれない。島の生態系のバランスが崩れていかないことを願う。(写真クリックで拡大)
アンティアンセ・エクスパンサ(カメムシ目:ツノゼミ科:Smiliinae)の群れ
Antianthe expansa treehoppers, adults, tending Camponotus ants, and a nymph
コスタリカ大学のキャンパスに生えている、ナス科の木の幹に群れている若い成虫とツノゼミから排泄物(甘露)をいただきに来ているオオアリの仲間。左下に幼虫が一匹写っている。
体長:約6 mm 撮影地:サン・ホセ、コスタリカ(写真クリックで拡大)
成熟した終齢幼虫の横からの接写。(写真クリックで拡大)

「ツノゼミチーム」のLewis Deitz博士, Stuart Mckamey博士, Albino Sakakibara博士、Chris Dietrich 博士、Matthew Wallace博士には、大変お世話になっています。心より感謝を申し上げます。

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