世界報道写真展2014に行ってみた

 現代社会の問題 組写真3位に選ばれたのが、ノルウェーで受け継がれてきた伝統の捕鯨文化を取材した、マーカス・ブリーズデールの一連の作品です。クジラ捕りになる若者が減り、伝統が失われつつある現状を取材しました。
 写真家レナ・エフェンディは、ルーマニアの農村を撮影した作品で受賞しました。ここトランシルバニア地方では中世さながら暮らしが今も息づいています。

現代社会の問題の部 組写真3位
マーカス・ブリーズデール
2013年6月号「ノルウェー 消えゆくクジラ捕り」 詳しくはこちら
観察肖像 組写真3位
レナ・エフェンディ
2013年7月号「トランシルバニア 草香る丘陵」 詳しくはこちら

 ネイチャー写真の部で受賞したスティーブ・ウィンターとクリスチャン・ツィーグラーは、ナショジオの常連写真家と言っていいでしょう。ネイチャー枠は、ナショジオの指定席ですね。

自然の部 組写真1位
スティーブ・ウィンター
2013年12月号「復活するピューマ」 詳しくはこちら
自然の部 組写真3位
クリスチャン・ツィーグラー
2013年3月号「ボノボの森へ」 詳しくはこちら

 今年の国際審査員団の審査員長を務めたゲーリー・ナイトさんは、評価基準についてこう語っています。「テーマが何であれ、撮影者が重要だと考える問題を、いかに効果的に表現しているか、その達成度を審査しました。鑑賞者を長くひきつける力も重要視し、対話の始まりとなる写真、そして被写体について深く考えさせる作品を高く評価しました」

 展示された作品は全140点。大事件や大災害の現場を撮影した、ひと目で衝撃を受ける写真がある一方で、ナショナル ジオグラフィックの作品のように、背景にあるストーリーを表現する写真もたくさん展示されています。

 みなさまも、東京都写真美術館に行って、写真家との対話を楽しまれてはいかがでしょうか。同館1階のミュージアム・ショップでは、今回選ばれた特集が掲載されているナショジオ誌をすべて販売しています。ぜひ、どうぞ。

■世界報道写真展 2014
【東京】東京都写真美術館 2014年6月7日(土)~8月3日(日)
【大阪】ハービスHALL 8月12日(火)~8月21日(木)
【京都】立命館大学 国際平和ミュージアム 9月17日(水)~10月12日(日)
【滋賀】立命館大学 びわこ・くさつキャンパス 10月14日(火)~10月30日(木)
【大分】立命館アジア太平洋大学 11月 2日(日)~11月16日(日)

詳細はこちらから
http://www.asahi.com/event/wpph/