第8回 田村元秀 太陽系外惑星と宇宙における生命(後編)

 おそらく木星の3~4倍の質量だろうと考えています。2013年の8月にこの系外惑星のことを発表し、いろんなところで紹介してもらいました。ということで、ようやく「第2の木星」を見ることができるようになったんですね。

第2の地球はどうやって探す?

 次は第2の地球を見つけたい。見つけたいのですが、木星と地球の差はやはり大きい。直径は10倍くらい、重さは300倍くらい違うわけです。それを直接見るのは、現在の技術ではまだ難しい。

 実は、地球と木星の間のサイズの、「スーパーアース」と呼ばれているヘンな天体があります。超地球としか訳しようがありませんが、地球と比べると質量は10倍くらいまで、体積が4倍くらいまでの天体を指します。このスーパーアースが、世の中には非常にたくさんあることがわかってきました。

スーパーアースの想像図(提供:NASA)(画像クリックで拡大)

 それを数多く見つけたのが、ケプラー衛星です。2009年にNASAが打ち上げた、世界で初めて系外惑星を専門に観測する衛星(宇宙望遠鏡)です。

 はくちょう座の一部の方向だけを、昼夜の別なくずっと観測すると、さきほど話したような恒星の明るさの変化が見えてきます。トランジット法ですね。10万個以上の恒星を観測し、データを出し続けていたのですが、残念ながら2013年8月に止まってしまいました。それでも初期データから既に数千個の系外惑星候補が見つかって公開されている。

 こうして系外惑星が見つかってきたわけですが、一番面白いこと、知りたいことは、そこに生命が住みうるか、人が住みうるかです。