アストロバイオロジー入門の第6回は、「日本の火星生命探査計画」の後編です。前回、火星には生命が存在しうる環境があることをご説明いただきました。でも、今のところ生命は見つかっていません。火星のどこで、どんな生物を、どうやって探すのか。山岸先生らが考える作戦をうかがいましょう(編集部)

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 前回、火星には生命が存在する環境があること、食べものも存在することを紹介しました。そこでいよいよ微生物探しとなります。

 探し求める微生物は、メタンが出ている場所へ探査に行けるならメタンを食べる微生物、硫化水素が出ている場所に行くなら、硫黄酸化細菌を探せばいい。
 そうした微生物がいるのなら、メタンや硫化水素が出ている場所でなくても、ある意味、火星のどこへ行ってもいい。火星では時々、台風のようなものが起きます。微生物も吹き飛ばされますから、それを見つけたっていいよねということです。

火星の生命も地球生命と同じ素材でできているはず

 次の問題は、火星にいるのは地球型生命かどうか、ということです。
 もちろん地球と全く同じタイプの生き物がいれば何の心配もないんですけども、そうじゃないかもしれないということも、考えなければいけません。

 では地球の生き物は何でできているのでしょう。

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