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日本の百年

- MAY 2014 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

技術で勝ち取った「造船大国」の座

 竹の足場に囲まれて、着々と建造が進む6万トンの貨物船。兵庫県相生(あいおい)市の造船所で撮影されたこの一枚は、1967年9月号に掲載された。相生は造船の町として栄え、1960年代には世界一の建造量を達成した時期もある。写真には、こんな説明が添えられた。


「この船を手がける石川島播磨重工業(現在のIHI)は、全長342メートル、20万トン級の超大型タンカー『出光丸』も建造。日本ではさらに、その2倍のトン数の巨艦も計画している」


 この頃、大型船の建造で日本を世界のトップに押し上げた要因の一つが、ブロック工法の採用だった。船体をいくつもの塊(ブロック)に分けて、あらかじめ工場で建造。ブロック同士を溶接して船体を組み上げていく画期的な工法だ。作業の効率化により工期を短縮し、造船コストの低減にも貢献した。

写真=CHRISTOPHER KNIGHT/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE

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