第106回 タイ菓子が呼び込む金運、人運、仕事運!

 「バーンカノムタイ」でも売っていたので、これも食べてみた。緑の麺とココナッツミルクは別々の袋に入っていて、食べるときにこれを合わせる。盛り付けてみても特にそそるデザートには見えなかったのだが、食べてみてびっくり。ほどよい弾力のある、つるりとした食感の麺がとても美味しいのだ。6、7センチほどの短い麺が、喉をするっと通り抜けていく。シンプルなのに、味わったことのない喉ごしでやみつきになりそう。ソンブンさん、お姉さん、すみませんでした。

 ソンブンさんにも好きなお菓子を聞いたところ、子どもの頃お母さんがよく作ってくれたという「カオニャオナーサンカヤー」を挙げてくれた。甘いココナッツミルク味の蒸したもち米(カオニャオ)の上に、サンカヤーと呼ばれる卵とココナッツミルク、砂糖で作ったプリンを載せたお菓子だ。「バーンカノムタイ」のカオニャオナーサンカヤーには、甘いココナッツミルクが添えられていて、これをかけて食べる。

 ご飯の上にプリン? その上、ココナッツミルクもかけるの?とやはり不思議に思いながら食べてみると、これも意外な美味しさ。プリンとご飯って合うものなんだと、異次元の体験。

 さて、こんな風に、タイのお菓子にはココナッツミルクを使ったものがとにかく多い。ところが、タイ教育・文化センターのダー先生はココナッツミルクが好きではないという。そんな彼女がお気に入り菓子として挙げてくれたのは、少し塩を入れた上新粉を食用の黄色い花にまぶして蒸し、削ったココナッツと砂糖を合わせかけた素朴な食べ物。子どもの頃、お母さんが手作りしてくれたものをよく食べたという。

カオニャオナーサンカヤー。黄色く見えるのがプリン。もち米とプリン、これが合うのです