第84話 シゲオ君のサクサク、レモンシャーベット

 犬橇のトレーニングとして今までいろんな犬たちと走ってきたが、そろそろ私のチームの固定面々も決まってきた。

 経験豊かなトーニャが、犬たちの相性などを見て、私に合うメンバーを選別していたのだ。

 まずチームの先頭を走るリーダー犬には、2組のコンビが選ばれた。

 癲癇の障害を持つソルティーの兄犬で、真っ黒で熊みたいに体の大きいルーディーと、このドッグヤードのなかで、なぜか日本の名前を持つシゲオ君のコンビ。

 それと、子犬のときに鼻腔内が閉塞して呼吸障害を患ったルーニーと、パンダのような丸顔のブルックス。女の子コンビだ。

 この2つのコンビを、今後、交互に起用していくことになる。

 その後ろに付く犬たちも、毎回ほぼ同じ顔になってきて、足の指の無いアーセルや、双子の姉妹のパンダ&フラックルなどだった。

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