第83話 大感動! 橇犬たちのスゴ糞技!

 一心に走る橇犬たちの背中を見ていると、私はなんだか胸が熱くなってくる。

 なんというか……、汗と涙の甲子園球児たちを見ているような、毎年さまざまなドラマを展開する駅伝ランナーたちを見ているような……、そんな気持ちだ。

 それはやはり、その姿が一途で一生懸命だからだろう。

 厳しい寒さのなかで白い息を吐きながら、ただ正面を真っ直ぐ見据えて走って行く橇犬たちの姿は、そのまま空を突き抜けて銀河の果てまで私を連れて行ってくれるような、そんな夢さえ見させてくれる。

「本当に、一生懸命って美しいものだなあ」

 私はつくづくそう思い、深く感動していた。

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 そして、もう1つ。

 この懸命に走る犬たちには、胸がぐっと熱くなり、大声を上げて励ましたくなるような、感動秘話があるのだった。

 それは……、

 実は……、食事中の方には大変申し訳ないが、ここからはプーの話になる。

 プーというのは、英語の幼児語で(poo)。いわゆるうんちのことである。

 なぜいきなり、感動秘話がうんちの話になるかというと、橇犬たちというのは、凄い技を持っているのだ。