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ナショナル ジオグラフィック日本版 2014年4月号

南仏で発見 古代ローマの沈没船

  • 紀元1世紀に河川交易のために建造された全長31メートルの平底舟。当時ローマ帝国の支配下にあった南仏アルルを流れるローヌ川の底から、2011年に引き揚げられた。後方にあるのは、同じ川底で発見された海神ネプチューンの大理石像。<br /><i>MUSÉE DÉPARTEMENTAL ARLES ANTIQUE</i><br />写真は複数枚を組み合わせたもの
  • ローヌ川がここまで澄むことはめったにない。写真のアンフォラ(素焼きのつぼ)はスペイン製で、魚醤を運ぶ容器だった。
  • 2011年、ローヌの川底から平底船の長く優美な船首が姿を現す。ダイバーたちが左舷船尾を発見したのは、水深わずか4メートルの泥の中だったが、鉄で強化された船首を掘り出すには、急勾配の川床に沿ってさらに9メートル降下し、2メートルもの泥とアンフォラを取り除かなければならなかった。
  • アルルの北14キロにある石切り場から30トンの石材を載せ、埠頭に接岸するアルル=ローヌ3号。ローヌ川に架かる浮き橋は、ローマからスペインへ続く街道の一部だ。地中海から川をさかのぼって運ばれてきた物資は、アルルで川船に積み替えられてフランス各地へと向かった。
  • 2007年に発見されたユリウス・カエサルとみられる等身大の胸像。紀元前49年、カエサルのためにアルルの造船所は戦艦12隻を建造した。
  • 焼き印の「ポストゥミウス家のCとL」は船大工の名を示す。船底はオークの厚板、両舷の外板は半分に割ったモミの幹、約1700本の釘が使われた。
  • 川底からは皇帝ネロが刻まれた硬貨も出土したが、船の建造はネロの治世以前の紀元50年頃と思われる。
  • 平底船で発見された直径8センチの油ランプ。乗組員のものと思われる。装飾が施された皿の下にある容器に、オリーブなどの油を入れて使った。
  • 紀元2 ~ 3世紀の浅浮き彫り。古代ローマの属州ガリアでは、船を綱で引いて積み荷を川上に運んだ。
  • 取っ手に海の怪物があしらわれた、高さ50センチほどのブロンズ製の花瓶。アルル=ローヌ3号を覆っていた泥から出土したもので、かつてのアルルの繁栄ぶりを物語っている。荷降ろし中に川へ落ちたものかもしれない。
  • 犬をかたどった水差しは、紀元1~2世紀のもので大きさは25センチほど。イタリア製で、ワインを注ぐために使われたと思われる。
  • 長さ48センチの鉄製の剣。ローマ軍の兵士が持っていたものだろう。ユリウス・カエサルは、退役した軍人にアルル周辺の土地を与えていた。
  • 長さ4センチの髪留めの装飾部。骨を刻んで作ってある。ローヌ川沿いにあった浴場から流れ出たものかもしれない。
  • 人物の横顔が彫刻された石。爪ほどの大きさで、印鑑として使われていたと考えられる。
  • 繊細な銅合金のブレスレット。直径は9センチほどで、川底の調査で発見された、たくさんの装飾品の一つだ。
  • 高さ46センチの広口のかめは、儀式の際にワインと水を混ぜるために使われた。ヘビの神サバージオスの装飾が施されている。
  • 長さ13.5センチのナイフ。持ち手は骨で、金属製の輪は落とさないように鎖をつけるもの。所有者は、水兵か港の労働者だろう。
  • 高さ18センチのブロンズ製のポット。紀元1世紀にイタリア北部で作られた。平底船のあった場所より少し下流で発見されている。
  • 乗組員が柴を刈るのに使ったと思われる38センチの鉄製の鎌も発見されたが、人骨などは見つかっていない。

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