第3回 俳優業を封印した理由

――結婚で降板ですか? 時代劇のレギュラーの座を確保しておいたほうが安心なように思われますが。

 「水戸黄門」の撮影では、京都の撮影所に週5日詰めていました。残りの2日は大阪のホテルに泊まって、他の仕事をするというサイクル。

 僕は、31歳で妻と結婚しましたが、妻と仕事のどちらをとるといわれたら妻をとります。彼女を守るために結婚しましたから。福島出身の彼女を、不慣れな東京に一人で置いておくのは気の毒だ。自分を変えるなら今だなと、そのときに思ったんです。

 時代劇はおもしろかったし、役者の仕事にも興味はあります。今後、役者をやるときには、もっと世界を旅してたくさん経験を積んで勉強を重ねて、自分に厚みを持たせてからやりたいですね。

――「妻を守るために結婚した」というのは、家庭を大切にする照英さんらしい。でも、もう一度、冒険的なロケの旅に戻りましょう。

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(つづく)

照英(しょうえい)

1974年、埼玉県生まれ。東海大学体育学部卒業。学生時代、やり投げで全国区の選手として活躍。卒業後、モデルとしてジョルジオ・アルマーニのコレクションなど数々のショーに出演。その後、俳優・タレントの道へ。「新撰組!」「まんてん」(NHK)、「スッキリ」(日本テレビ)、「筋肉番付」「世界ウルルン滞在記」「水戸黄門」(TBS)、などに出演。現在2児の父親として育児に奮闘中。真っ直ぐな子育て論が共感を呼び、イクメンとして育児に関する執筆、MC業などもこなす。近著に「自分らしく媚びずに生きる 俺の自己啓発!」(アスコム)など。照英公式ブログ「いざ頂を目指して」。


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。