メジャースリープのしくみ。メジャースリープが保たれていると、はじめの3時間ぐらいまでにしっかり深い睡眠が表れて、脳温が下がり、脳が休まるとともに、成長ホルモンも分泌される。(画像提供:三島和夫)(画像クリックで拡大)

「脳は深い睡眠の間によく冷えるため、分断されると冷却の効率が悪くなってしっかり休めません。また、深い睡眠の間に出る成長ホルモンも減ってしまいます。成長ホルモンは、大人になってからも細胞の修復やたんぱく質の合成などに関わる大切なホルモンなので、健康のためにはメジャースリープを維持することがとても大切なわけです」

 また、成長ホルモンは肌の修復にも関わっている。そのため、夜10時から深夜2時までを「ゴールデンタイム」などと呼び、美肌のためにはこの時間に眠るのが大事と紹介されることがあるが、これは完全な誤解だそうだ。

「成長ホルモンが肌の修復に関わっているので、その点では正しいのですが、深い睡眠は眠りはじめの3時間ぐらいまでに出るのであって、何時から何時という時計の時刻で決まってはいません」

 メジャースリープを崩さないための三島さんのアドバイスは「こま切れの睡眠はNG」。睡眠不足でやむをえず昼寝をするとしても、目が覚めてから8時間までに30分以内がおすすめとのこと。

「睡眠は乱射しないで大砲のようにドーンと撃つのが大事です。なるべくまとめてとってください」

(Web編集部)

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