第20回 カラフルすぎるリトアニアのお味噌汁

 リトアニアの人たちの日本への思いを聞いて、シャルティ・バルシチェイの味がよりやさしく感じられた。ただひとつ、立春が過ぎたとはいえまだまだ冬。しかも東京マラソンのゴール地点は寒風吹きすさぶ臨海エリアだ。心は温かくなったけど身体は正直なもので……。「シャルティ・バルシチェイはやっぱり夏が合いますね」と言うと、ガリナさんが教えてくれた。

 「リトアニア人は季節を大事にするので、冬には冬のソウルフードがあるんですよ」。今回のイベントには出していないが、近く行われるあるレセプションで振る舞うという。暑い季節のソウルフードを聞いたのだから、寒い季節のソウルフードも知りたい。レセプションにお邪魔する約束をしっかり取り付けて会場を後にした。

ブースではリトアニア特産のリネン製品や琥珀のアクセサリー、ハーブティーも販売されていた。シャルティ・バルシチェイは終了時間前に売り切れたそうだ

中川明紀(なかがわ あき)

講談社で書籍、隔月誌、週刊誌の編集に携わったのち、2013年よりライターとして活動をスタート。何事も経験がモットーで暇さえあれば国内外を歩いて回る。思い出の味はスリランカで現地の友人と出かけたピクニックのお弁当とおばあちゃんのお雑煮