第20回 カラフルすぎるリトアニアのお味噌汁

 ソチオリンピックの閉会式と同日の2月23日、東京では晴天の下で「東京マラソン」が開催された。2007年から始まったこのマラソン大会は今年で8回目を数え、約3万6000人の参加者が完走を目指す。参加資格を得るための抽選倍率は約10倍(フルマラソン一般参加の部)、150万人以上の観客が集まるビッグイベントだ。

 それだけの人出がある“お祭り”だから、沿道やゴールでは歌やダンス、バンド演奏などさまざまなイベントが行われる。毎回、ゴールでサンバを踊っている知人にたいそうな盛り上がりだと聞いていたので「今年はどのようなイベントがあるのだろう」と何気なく関連サイトを眺めていたら、あるところに目が留まった。ゴール地点のメインステージで、世界各国や日本各地の食・名産を紹介、販売するというのだ。

 どこかの国のソウルフードに出会えるかもしれない……。期待を胸にさっそく調べてみる。しかし、メキシコ、エチオピア、台湾など10カ国弱の出店国のほとんどは国の紹介のみを行う様子だ。「ないかなあ」と諦めかけていたそのとき、リトアニア共和国のブースで料理が食べられるとの情報をキャッチ。それならばと、お祭りに出かけることにした。

 たくさんの観客やランナーでにぎわう中、ブースの前で出迎えてくれたのは、料理情報を教えてくれた玉木健次郎さん。ヨーロッパ、バルト三国のひとつであるリトアニアの魅力を広めたいと2013年2月に日本リトアニア交流センターという団体を立ち上げ、さまざまな活動を行っている。リトアニア共和国大使館とイベントを共催することが多く、今回も大使夫妻がきているとのことで紹介いただくことになった。