第4回 こんなにすごいアルマ望遠鏡

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 もっとも、複数の望遠鏡を組合わせるためには、それぞれの望遠鏡が得た信号を重ね合わせた上で、一つの像に結実させるための膨大な計算が必要になる。現在の32台、当初計画の66台を合成するとなると、ソフト的にもハード的にも、干渉計専用のスパコンといってよい性能が必要だ。

 それらをクリアした上で実現する性能たるや絶大なものがあり、例えば、国立天文台野辺山が出しているパンフレットでは、望遠鏡の解像力を人間の視力に見立てて、このような比較をしている。

 45メートル電波望遠鏡 解像力0.004度(視力4に相当)
 アルマ(完成時の最高性能) 解像力0.000001度(視力15000に相当)

 試験科学運用を開始した翌年から、猛烈な解像度を活かした成果が次々と発表されている。それらは、日本語ウェブサイトのプレスリリースでも確認できる。

 たとえば──

干渉計用の計算をするアルマ望遠鏡の「相関器」。(画像提供:ESO)(写真クリックで拡大)