第18回 ボルシチ上手は良妻の証!

 ソチオリンピックが始まった。2月7日(予選の一部は6日)から23日まで、7競技98種目が行われる冬のスポーツの祭典だ。ウィンタースポーツは無知なのだが、連日テレビや雑誌で特集が組まれているので興味が湧かないわけはない。

 開催都市のソチはロシア南西部、黒海に面したロシア随一の保養地。ソビエト連邦時代に整備され、スターリンをはじめ、歴代指導者の別荘があるという。プーチン現大統領の別荘もあり、彼はソチを開催地に選んだのは自分だと、その強い思い入れを語っている。

「野心の祭典 プーチンのソチ五輪」(2014年1月号)。詳しくはこちらから

 ロシアといえばスポーツ大国である。いままでの冬季オリンピックのメダル数はソビエト時代193、ロシア時代が91(AFP調べ)で、合わせると1位のノルウェーに次ぐ2位の獲得数となる(ちなみに、夏季も米国に次ぐ2位)。これは社会主義時代に培われた英才教育の賜物なのだろうが、力の源はやっぱり「食」。きっと、ロシア人のパワーを支える食べ物があるに違いないと、今回のソウルフード探しの旅が始まった。

 正月早々引いた風邪がようやくおさまった1月19日、横浜市の桜木町駅に降り立った。この日、市内のある施設で開催される「ヨールカ祭」に参加するためである。ロシアのソウルフードについて調べを進めていたところ、「ヨールカ祭というロシアのクリスマスを祝うパーティーに、ロシアの料理もいろいろ出ますよ」と、パーティーを主催するNPO法人神奈川県日本ユーラシア協会の副理事長・関戸真哉さんにご招待いただいたのだ。