実物化石の連続に驚愕、『大恐竜展』に行ってみた!

 26日から始まる国立科学博物館『大恐竜展―ゴビ砂漠の驚異』に、ひと足お先にお邪魔してきました。

 何より驚いたのは、とにかくホンモノの化石が多かったこと。
 目に入る恐竜たちには、どれもこれも「実物」の表示があります。これまで多くの恐竜展覧会を経験してきたワタクシ編集Yもここまでの実物率は初体験。一気に白亜紀の世界へタイムトリップしてしまったのでした。
 では、さっそくご紹介してまいりましょう!

 今回の『大恐竜展』は、モンゴル・ゴビ砂漠の恐竜に焦点を当てています。
 決して地味ではありませんよ。ゴビ砂漠は「恐竜学者だったら一度は行ってみたい聖地」(国立科学博物館研究主幹の真鍋真さん)のような場所なんです。

「ゴビ砂漠から見つかる化石はあまり押しつぶされていません。元の形がしっかり残った状態の良い化石が多いのが特徴です。反対に中国の産地で羽毛恐竜が見つかりますよね。あれは、化石が押し花みたいにぺっちゃんこになっているから。そういう地層では羽毛などが残りやすいんです」

 ゴビ砂漠化石の状態が良いおかげで、今回の目玉となった恐竜がコレ。

 全長12メートルの竜脚類オピストコエリカウディアです。組み立て時の記事でも紹介しましたが、この骨格を構成するおよそ120個の化石はすべて実物! 大腿骨1本だけで270キログラムという重さなのだそうです。
「あまりに重いので、実物を使って骨格復元の検証をすることができず、いったんすべての化石のレプリカを製作したうえで検証しました」と真鍋さん。
 たいへん頑丈な鉄の枠組みに支えられています。