恐竜芸人が直撃!「顔無し恐竜」の復元現場レポート

 ほぼ全身が見つかっているのに、首から上だけが見つかっていない恐竜。30年以上前に発見されていながら、モンゴル政府の管理下に置かれたまま、一度もその姿を見せることのなかった謎の顔無し恐竜「オピストコエリカウディア」が、ついに姿を見せます。

 10月26日から東京・国立科学博物館で始まる『大恐竜展―ゴビ砂漠の驚異』に展示するため、博物館内で全身が復元されました。しかも実物化石での全身復元は世界初とのこと。その貴重な組み立て現場を、私、恐竜芸人のザ・ギース尾関がレポートします。

 オピストコエリカウディアは、白亜紀後期のアジアに生息していた竜脚類で、この化石は全長が12メートルと推定されています。今回の復元骨格のすごいところは、すべてホンモノの化石を使っているところ。「当たり前でしょ」って思います? いえいえ、そんなことはありません。たいていの復元骨格は化石のレプリカでできているんです。

「全身がこれほど状態の良い、“生々しい”化石はゴビ砂漠ならでは。乾燥した砂に覆われた化石はつぶれにくく、地表に出てきやすいので発掘もしやすいのです。数年前の骨と言われても信じてしまいそうですね。今回は全部で122本の骨を合わせて復元しました」と同博物館研究主幹の真鍋真さんは言います。

オピストコエリカウディアの末節骨
オピストコエリカウディアの尾椎。これ1つでだいたい80キロ!